2005年10月13日
それでも、わたしは

「神を気取る? 違うな・・・ボクは神になるんだ。このGシステムの力によってね」
上から見下ろすような、タッカーのふてぶてしい声。
月面のゲートが開いて、タッカーの乗るMAが姿を現した。
それは巨大MA、αアジールだった。
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2005年10月07日
(92)大破壊の前に

「トラッシュさん・・・いいえ、なんでもありません」
最後の敵への扉を前にして、イーチィは口を開いた。
イーチィは、トラッシュと目を合わせたが、急に言いよどんだ。
彼女が言おうとした言葉は何だったのだろう?
トラッシュは少し考えてみたが分からなかった。
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2005年10月03日
(91)生きる理由

「トラッシュ! 絶対に生きて帰ろうね!」
通信に割り込むようにトレミーがしゃしゃり出る。
「わたしたちの命はガベンジャーにもらった命。簡単には捨てられないの。だから・・・死ぬんじゃないよ!」
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2005年09月30日
(90)未来を繋ぐ約束

マキーナ・サピエンスは簡単には死なない・・・
タッカーやイーチィは限りなく不死身に近い存在・・・
タッカーの言葉、マリーの言葉がリフレインされる。
殺しても倒せない相手と、どうやって戦えばいいのか。
いざ現実と対面したとき、無力さと落胆が襲い掛かってきた。
どうしようもないリアルは、トラッシュ達を疲弊させた。
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2005年09月28日
(89)消せない灯火

「フッフッフ。さすがはイーチィだ。よく気がついたね!」
いつの間にか倒れたはずのマスターガンダムは消えていた。
さながら煙のように。
声だけが辺りに響く。
「まさか! 生きていたのか!」
「ボクは人間とは違う・・・。マキーナ・サピエンスは、簡単には死ねないのさ」
勝ち誇ったようなタッカーの声が、絶望的な響きを伴ってトラッシュを打ちのめした。
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2005年09月27日
(88)マスターガンダムとの死闘
イーチィの選んだ答え。
人間と共に生き、タッカーを滅ぼすこと。
「残念だよ・・・キミとは戦いたくなかった。だが、ボクの邪魔をするならキミを活かしておくことはできない!」
マスターガンダムの双拳に暗黒の気が集い始める。
「フフフ・・・ボクを倒さないと、大破壊がはじまってしまうよ!」
自信に溢れた声を発し、マスターガンダムの一撃が繰り出される。
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人間と共に生き、タッカーを滅ぼすこと。
「残念だよ・・・キミとは戦いたくなかった。だが、ボクの邪魔をするならキミを活かしておくことはできない!」
マスターガンダムの双拳に暗黒の気が集い始める。
「フフフ・・・ボクを倒さないと、大破壊がはじまってしまうよ!」
自信に溢れた声を発し、マスターガンダムの一撃が繰り出される。
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2005年09月26日
(87)行動と思想と

決戦が始まろうとしていた。
月面にできたファイナルGシステムの中にも、施設を拡大しようとしたのか採掘中のように広い場所がある。
MSで戦闘を行うには充分すぎる広い空間・・・。
「みんな気をつけて! タッカーがいます!」
イーチィが危険を察知して呼びかける。
「やぁ、ボクを探しているのかい?」
余裕綽々で、ゆっくりと歩み寄ってくるタッカーのマスターガンダム。
今までの敵は全ていきなり襲い掛かってきたが、タッカーは違う。もて遊ぶかのように見定めるかのように近づいてくる。その感じるプレッシャーは、従来の敵とは桁違いだった。
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2005年09月23日
(86)大破壊が始まる

「わたしとしたことが・・・」
流血を抑えながら、マフディは呻いた。
大破したデスサイズは、すぐにも爆発寸前だ。
「まさかこれほど戦えるとは思ってもみなかったよ・・・ですが・・・手遅れです。わたしを倒しても無駄ですよ・・・」
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2005年09月22日
2005年09月21日
(84)合流

「やった! 敵が全滅したぞ! あれ・・・ナイアール? ナイアールはどこへいったんだ?」
最後の敵を倒した後、周りを見回すと、ナイアールの姿は忽然と消えていた。
まるで幻だったかのように。
「トラッシュさん! 無事だったんですね!」
隔たれていた扉を破壊して、イーチィ達が突入してきた。
そして戦場となった部屋に広がるMSの破片と瓦礫を見て驚いた顔をした。
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2005年09月20日
(83)罪の償い

「ひさしぶりだな・・・トラッシュ」
最初に襲い掛かってきたネオザースのMSを軽く撃破したトラッシュとウラジ=ナイアールは、背中を合わせた。
「どうして・・・ここにいるんだ?」
トラッシュはナイアールの真意を掴めなかった。
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2005年09月19日
(82)夜明けに啼く鳥

「誰だ! キサマは何者だ!」
突如乱入してきた謎の声の主に、ネオザースの兵士たちの間に動揺が走る。
トラッシュのガンダムの隣に、深紅のMSサザビーが現れた。
「トラッシュ! 助太刀するぞ!」
その声の主は、ウラジ=ザースだった。
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2005年09月16日
(81)勇気と自信

「こんなところでやられてたまるか!
ボクは諦めない! ひとりでも抜けだしてみせる!」
トラッシュはくじけなかった。
むしろ燃えた。トラッシュはそういう少年だ。
全てを無駄にしないためにも、この場を戦い抜き、生きて、そしてマフディに一撃を加えるのだ。
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2005年09月15日
(80)トラフィック

「そんな・・どうして・・・いまさらそんなことを教えるんだ!」
真実を知ったトラッシュは、激しく動揺した。
仇を誓ってウラジを探し回ったことも。
憎しみの力でウラジに立ち向かったことも。
全て、何の罪も無いウラジを苦しめるだけの、意味の無い行動だった。
自分に正義など無かったのだ。
「あなたを苦しめるためです。クックック・・・」
冷徹に、マフディはトラッシュを責めた。
「あなたのしたことは、全て無駄だったんです」
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2005年09月14日
(79)ボクの目には

1年前の、あの日・・・。
就職先も決まり、孤児院を出て自立するという希望に溢れた日。
世話になったナタリー先生に手を振り、孤児院に背を向けた瞬間・・・爆発に吹き飛ばされた。
目が覚めた時、孤児院は紅蓮の炎に包まれ、空を赤く映し出していた。
そしてそこには、一つ目の巨人「ザク」が佇んでいた。
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2005年09月13日
(78)真実

「くそっ。罠か!」
背後で扉が閉まった音を聞いたトラッシュは、即座に状況に気が付いた。
周囲に潜んでいたMSが姿を現し、ゆっくりと周囲を取り囲む。一段高いところで状況を楽しむように見下ろすマフディは、高笑いをした。
「こんなに簡単にひっかかるなんてね! きみがどれほど強いといってもこれだけの敵を倒せますかな?」
「卑怯なやつめ・・・」
「ひっかかった君が悪いんですよ。・・・そうだ冥土の土産にいいことを教えてあげましょう」
マフディは意味ありげに口の端を歪めた。
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2005年09月12日
(77)迷走

「アニキ、あいつを見つけたぞ!」
MSの刺客を倒したトラッシュ達は、通路の先を進むマフディのガンダムデスサイズに追いつく。
「まったくしつこいですね。わたしは忙しいのです。あなたがたは、こいつらと遊んでなさい」
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2005年09月09日
(76)死神の鎌

イーチィを仲間にしたトラッシュ達は、ファイナルGシステムの奥へと進む。
次第に強大になる敵が、最後の敵タッカーが近いことを教えていた。
通路を曲がったところで、ガンダムデスサイズを発見するトラッシュ。
「お待ちなさい この先には行かせませんよ」
死神の姿をしたガンダムは、そう言って鎌を一閃させた。
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2005年09月08日
2005年09月07日
(74)イーチィの本当の使命

「トラッシュさん・・・みなさん・・・」
自分を仲間だと、信じてくれる仲間だと言ってくれたトラッシュ達に、イーチィの胸が熱くなった。
双眸から熱いものがこぼれる。
・・・涙?
マキーナ・サピエンスも泣くんだ。イーチィは胸のうちにはじめて湧き上がる感情に、押し流されようとしていた。激しく、それでいて懐かしい気持ち・・・。
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