2005年07月15日
(24)兄と妹
ついに孤児院の仲間の仇をとったと思ったトラッシュだったが、ビグ・ザムの搭乗者はウラジ・ザースではなくバスリー・スーという名前の男だった。そんなはずはないと叫ぶトラッシュ。
「トラッシュ・・・その男はウラジ・ザースではない」
突然、口を開いたナイーアルに、ビグ・ザムの搭乗者バスリーは驚いた。
「なんであんたがここにいるんだ・・・どういうことだ! ウラジ・ザース!」
仮面の男ナイアールの正体はウラジ・ザースだった。
ナイアールの乗る赤いゲルググが戦場を離脱し、小高い崖の上に飛び乗る。
そして仮面をゆっくりと取るナイアール。
その仮面の下の素顔に驚くトレミー。
その顔は数年前に死んだはずのトレミーの兄、ウラジだった。
ウラジ(ナイアール)は、ザース家復興のため、世界を祖父の望んだものにするため動いていた。
そしてダークモビル同盟を始末するためトラッシュを利用していたのだ。
孤児院の仲間の仇をとる、と真っ向勝負に挑もうとするトラッシュにウラジは神妙な顔をする。
トラッシュの純粋でまっすぐな瞳。真摯で不可能を可能にした実行力。どんな困難にも立ち向かい、その度に乗り越えてきた一生懸命さ。それらを知っているからこそ、ウラジは冷たくも突き放した。
「すまない・・・今度ばかりはそうはいかない。すまない」
そしてウラジのゲルググの背後に、つぎつぎと飛来したMSが降り立つ。ドラゴンガンダム、ガンダムデスサイズ、マスターガンダム、そしてさらに巨大な影が・・・。サイコガンダムだ!
その戦力はダークモビル同盟を上回り、傷つけるどころか触れることもできないだろう。
ウラジの忠告に、トラッシュは逡巡する。
ウラジの強力な助っ人ガンダムたちを前に足がすくむトラッシュ達だが、レンザーが動いた。
レンザーは、自分が引き付けている間にトラッシュ達を逃がそうとする。
ソウメイ中将は、はじめからナイアールを疑っていた。だから万が一に備えてレンザーをトラッシュに同行させたのだ。
「わたしの真の使命は、命をかけて君を守ること!」
「命をかけるなんて言葉、簡単に言わないでください!」
「わたしは君を守りたい・・・君を守るためなら、わたしの命など安いものだ!」
自分の命さえも捨てて、トラッシュ達を逃がそうとするレンザー。
仲間を見捨てることができないトラッシュ。
トラッシュと敵の間に入り込み、退路を確保しつつ、レンザーは激しく叫んだ。
「行け、トラッシュ! 決して振り返るな!」
そしてダークモビル同盟を始末するためトラッシュを利用していたのだ。
孤児院の仲間の仇をとる、と真っ向勝負に挑もうとするトラッシュにウラジは神妙な顔をする。
トラッシュの純粋でまっすぐな瞳。真摯で不可能を可能にした実行力。どんな困難にも立ち向かい、その度に乗り越えてきた一生懸命さ。それらを知っているからこそ、ウラジは冷たくも突き放した。
「すまない・・・今度ばかりはそうはいかない。すまない」
そしてウラジのゲルググの背後に、つぎつぎと飛来したMSが降り立つ。ドラゴンガンダム、ガンダムデスサイズ、マスターガンダム、そしてさらに巨大な影が・・・。サイコガンダムだ!
その戦力はダークモビル同盟を上回り、傷つけるどころか触れることもできないだろう。
ウラジの忠告に、トラッシュは逡巡する。
ウラジの強力な助っ人ガンダムたちを前に足がすくむトラッシュ達だが、レンザーが動いた。
レンザーは、自分が引き付けている間にトラッシュ達を逃がそうとする。
ソウメイ中将は、はじめからナイアールを疑っていた。だから万が一に備えてレンザーをトラッシュに同行させたのだ。
「わたしの真の使命は、命をかけて君を守ること!」
「命をかけるなんて言葉、簡単に言わないでください!」
「わたしは君を守りたい・・・君を守るためなら、わたしの命など安いものだ!」
自分の命さえも捨てて、トラッシュ達を逃がそうとするレンザー。
仲間を見捨てることができないトラッシュ。
トラッシュと敵の間に入り込み、退路を確保しつつ、レンザーは激しく叫んだ。
「行け、トラッシュ! 決して振り返るな!」
Posted by ガノタ at 09:39│Comments(0)
│ガンダム トゥルーオデッセイ ネタばれプレイ日記
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