2005年07月16日
(25)逃走
命をかけてトラッシュを守ろうとするとレンザー。
しかしトラッシュは仲間を失うのを恐れて、その場に残って戦おうとする。
動こうとしないトラッシュを、ガベンジャーは無理やり連れて逃げることにした。
逃走の途中で思い直し、引き返そうとするトラッシュに、レンザーの気持ちを無駄にするなときつく言うガベンジャー。誰か1人が犠牲にならなくては、他の仲間を救うことができないのだ。
逃げるトラッシュ達を、サイコガンダムMA形態が追う。その目から逃れるため、山腹になる基地への扉に入ったトラッシュ達は、ガベンジャーの姿がないことに気づいた。トラッシュ達を逃がすため扉の向こうに残ったのだ。
「もどろう! もう仲間を失うのはイヤだ!」
トラッシュもトレミーも、イーチィも意見は一致していた。
扉の向こうにいるであろうガベンジャーに扉を開けるよう説得するものの、扉は開かない。
ガベンジャーは頑として扉を開けなかった。独りで敵をくい止めるつもりなのだ。
「すまない・・・一緒に生きて帰るという約束は守れない」
「アメリカ大陸にあるユニコーン本部へと助けを求めろ。あそこにわたしの友人がいる。手を貸してくれるだろう」
ガベンジャーは言う。ウラジを止められるのはトラッシュ達だけなのだ。
そして、ついに我慢しきれなくなったトレミーが泣き出した。
「・・・ごめんなさい・・・ごめんなさいガベンジャー」
自分の兄のせいでこんなことになった。
ただ兄に会いたかっただけなのに。
ただ兄の仇が討ちたかっただけなのに、悲しいことばかりが起こる、自分のせいで。
そういうトレミーに、ガベンジャーは優しく誤る必要は無いと言った。
「わたしはただ死ぬのではない。明日のために・・・希望の灯りを絶やさぬために最後を生きるのだ。だから悲しまないでくれ・・・」
レンザーとガベンジャーの犠牲を無駄にしないために、トラッシュ達は覚悟を決め、逃走を急ぐ。
隠し通路を抜け、地上へ。みんな無言だった。仲間を見捨ててしまったという罪悪感が、少年たちの肩を落とさせていた。
地上に出てもまだ安心はできない。追っ手が差し迫っているだろう。急いでアメリカ大陸に渡らなくてはならない。振り返っている余裕も無いのだ。
しかしイーチィには限界がきていた。まだ幼い少女に度重なる激しい戦闘と緊張の連続、そして仲間の死という重圧は厳しすぎた。
だがここで休憩したら敵の追撃にあうだろう。いったい、どうしたらいいんだ。
悩むトラッシュに、トレミーは安全な場所があるからそこで休むことを提案する。
・・・そこは、誰も知らない、忘れられた村。
そう場所を伝えるトレミーの瞳は悲しく曇っていた。
ガベンジャーは言う。ウラジを止められるのはトラッシュ達だけなのだ。
そして、ついに我慢しきれなくなったトレミーが泣き出した。
「・・・ごめんなさい・・・ごめんなさいガベンジャー」
自分の兄のせいでこんなことになった。
ただ兄に会いたかっただけなのに。
ただ兄の仇が討ちたかっただけなのに、悲しいことばかりが起こる、自分のせいで。
そういうトレミーに、ガベンジャーは優しく誤る必要は無いと言った。
「わたしはただ死ぬのではない。明日のために・・・希望の灯りを絶やさぬために最後を生きるのだ。だから悲しまないでくれ・・・」
レンザーとガベンジャーの犠牲を無駄にしないために、トラッシュ達は覚悟を決め、逃走を急ぐ。
隠し通路を抜け、地上へ。みんな無言だった。仲間を見捨ててしまったという罪悪感が、少年たちの肩を落とさせていた。
地上に出てもまだ安心はできない。追っ手が差し迫っているだろう。急いでアメリカ大陸に渡らなくてはならない。振り返っている余裕も無いのだ。
しかしイーチィには限界がきていた。まだ幼い少女に度重なる激しい戦闘と緊張の連続、そして仲間の死という重圧は厳しすぎた。
だがここで休憩したら敵の追撃にあうだろう。いったい、どうしたらいいんだ。
悩むトラッシュに、トレミーは安全な場所があるからそこで休むことを提案する。
・・・そこは、誰も知らない、忘れられた村。
そう場所を伝えるトレミーの瞳は悲しく曇っていた。
Posted by ガノタ at 12:47│Comments(0)
│ガンダム トゥルーオデッセイ ネタばれプレイ日記
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