2005年08月10日
(50)イーチィを取り戻せ
アイゼングラード奥でのウラジ・ザースとの戦いから一週間。
トラッシュたちの戦いによって、世界はかっての平和な姿を取り戻していた。
ネオザースの支配から逃れた人々は、かっての当たり前の生活に戻り始める。
港町ポルトマーレで口ケンカに明け暮れるトレミーとフリッツ。
トウハイで修行するハクホウを追いかけるヴァンガスと、それに呆れるバスリー。
レンザーはアイゼングラードで公務とネオザースの資料集めに没頭し。
全ては平和だった。
しかし戦士たちは再び集う。
人知れず、この平和を守るために。
ネオザースの情報が入ったという知らせに、トラッシュ達はマリーの家に続々と集まっていた。
マリーが独自に調べ上げた資料、レンザーのアイゼングラード軍のウラジに関する機密、それらを統計し、ネオザースの秘密基地の場所は割り出されていた。
仲間達は、MSの整備や先頭の準備に走り回る。誰ひとり欠けることのない仲間。トラッシュ達の間には、いつしか強い絆があった。
トラッシュは、マリーに呼び出されていた。
アイゼングラードで、タッカーとウラジの間で交わされた「マキーナ・サピエンス」という言葉。
どこかの資料で見たような記憶のある言葉は、マリーによって簡単に説明された。
「マキーナ・サピエンスとは、リバジ・ザースがGシステムで作り上げた人工生命よ」
「それじゃぁ、イーチィは人間じゃないってことなのか?!」
トラッシュは愕然とした。
驚くべきことはまだある。Gシステムは構成物の割合というか設計図さえあれば、何でも創造できる究極のシステムだが、生命を作り出すことは禁止されていた。この辺りは超古代に流行った「錬金術」と似ている。それによってどんな事件が起こるか分からない。人は神に近づくことは許されないのだ。
しかしその禁忌を、Gシステムの発案者であるリバジ・ザース自身が破ったというのだ。いったいなんのために? イーチィの使命とは何なのだ。
事態をよく飲み込めず、そしてイーチィの正体にショックを受けるトラッシュ。
そんな彼に、マリーは言った。
「イーチィは人とはちがう。しかしわたしたちと同じように、怒ったり悲しんだり、人を好きになることだってできる。真実を知ってショックを受けたのはあなただけじゃない。イーチィだって、とても苦しんでいるはず」
そうかもしれない。
自分が人間ではないと知らされるのはどんな気持ちだろう。
・・・だからイーチィは去ったのかもしれない。人間ではない、トラッシュ達とは違うから。差別され避けられる前に、自分から去った。
だから自分の「仲間」であるタッカーの方に行ったのだ!
「それを知って、どうするのトラッシュ? これから」
マリーは優しく聞く。
「これからどうするかはわからない。しかしイーチィを信じる。大切な仲間だから、必ずとりもどす」
全ては、イーチィを取り戻してから考えよう。大切な仲間を。
タッカーやイーチィの使命など、それから考えればいいじゃないか。
そう言うトラッシュに、マリーはZZガンダムの情報を差し出した。
Zガンダムを超える、新たなる力。強力なMSだ。これさえあれば、タッカー達ネオザースの戦力に立ち向かえるかもしれない!
唯一アンテナが折れやすいのが気がかり
やはり・・・
マリーが独自に調べ上げた資料、レンザーのアイゼングラード軍のウラジに関する機密、それらを統計し、ネオザースの秘密基地の場所は割り出されていた。
仲間達は、MSの整備や先頭の準備に走り回る。誰ひとり欠けることのない仲間。トラッシュ達の間には、いつしか強い絆があった。
トラッシュは、マリーに呼び出されていた。
アイゼングラードで、タッカーとウラジの間で交わされた「マキーナ・サピエンス」という言葉。
どこかの資料で見たような記憶のある言葉は、マリーによって簡単に説明された。
「マキーナ・サピエンスとは、リバジ・ザースがGシステムで作り上げた人工生命よ」
「それじゃぁ、イーチィは人間じゃないってことなのか?!」
トラッシュは愕然とした。
驚くべきことはまだある。Gシステムは構成物の割合というか設計図さえあれば、何でも創造できる究極のシステムだが、生命を作り出すことは禁止されていた。この辺りは超古代に流行った「錬金術」と似ている。それによってどんな事件が起こるか分からない。人は神に近づくことは許されないのだ。
しかしその禁忌を、Gシステムの発案者であるリバジ・ザース自身が破ったというのだ。いったいなんのために? イーチィの使命とは何なのだ。
事態をよく飲み込めず、そしてイーチィの正体にショックを受けるトラッシュ。
そんな彼に、マリーは言った。
「イーチィは人とはちがう。しかしわたしたちと同じように、怒ったり悲しんだり、人を好きになることだってできる。真実を知ってショックを受けたのはあなただけじゃない。イーチィだって、とても苦しんでいるはず」
そうかもしれない。
自分が人間ではないと知らされるのはどんな気持ちだろう。
・・・だからイーチィは去ったのかもしれない。人間ではない、トラッシュ達とは違うから。差別され避けられる前に、自分から去った。
だから自分の「仲間」であるタッカーの方に行ったのだ!
「それを知って、どうするのトラッシュ? これから」
マリーは優しく聞く。
「これからどうするかはわからない。しかしイーチィを信じる。大切な仲間だから、必ずとりもどす」
全ては、イーチィを取り戻してから考えよう。大切な仲間を。
タッカーやイーチィの使命など、それから考えればいいじゃないか。
そう言うトラッシュに、マリーはZZガンダムの情報を差し出した。
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ZZーFA唯一アンテナが折れやすいのが気がかり
やはり・・・
Posted by ガノタ at 09:18│Comments(0)
│ガンダム トゥルーオデッセイ ネタばれプレイ日記
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