2005年09月07日
(74)イーチィの本当の使命
「トラッシュさん・・・みなさん・・・」
自分を仲間だと、信じてくれる仲間だと言ってくれたトラッシュ達に、イーチィの胸が熱くなった。
双眸から熱いものがこぼれる。
・・・涙?
マキーナ・サピエンスも泣くんだ。イーチィは胸のうちにはじめて湧き上がる感情に、押し流されようとしていた。激しく、それでいて懐かしい気持ち・・・。
イーチィは決意を固めた。
これ以上自分にとっても仲間であるトラッシュ達を危険な目に合わせるわけにもいかなかった。
そして自分の存在理由も。
「お願いがあります。また一緒に戦わせてください。あのひとを止めたいんです」
「あいつと戦えるのか?」
トラッシュは、やや気遣うように言った。
タッカーもマキーナ・サピエンス。おそらくイーチィと同種はタッカーだけだろう。タッカーを倒すということは、イーチィはひとりになってしまうということだ。
「はい。それがわたしの本当の使命。・・・あのひとを止めるのがわたしの役目です」
イーチィは完全に思い出してはいたが、誰にも伝えることができなかった事実を口にした。
それが決意の表れだった。
「おねがいします」
「わかったよ。どうせダメっていっても聞かないんだろ」
「はい! 聞きません!」
「また、よろしくな」
それだけで充分だった。
「隣の格納庫にネオザースのMSがあります」
ガンダムの手に乗りながら、イーチィは部屋の横の扉を指差した。
「わたしはそのMSで戦います。格納庫に行ってください」
これ以上自分にとっても仲間であるトラッシュ達を危険な目に合わせるわけにもいかなかった。
そして自分の存在理由も。
「お願いがあります。また一緒に戦わせてください。あのひとを止めたいんです」
「あいつと戦えるのか?」
トラッシュは、やや気遣うように言った。
タッカーもマキーナ・サピエンス。おそらくイーチィと同種はタッカーだけだろう。タッカーを倒すということは、イーチィはひとりになってしまうということだ。
「はい。それがわたしの本当の使命。・・・あのひとを止めるのがわたしの役目です」
イーチィは完全に思い出してはいたが、誰にも伝えることができなかった事実を口にした。
それが決意の表れだった。
「おねがいします」
「わかったよ。どうせダメっていっても聞かないんだろ」
「はい! 聞きません!」
「また、よろしくな」
それだけで充分だった。
「隣の格納庫にネオザースのMSがあります」
ガンダムの手に乗りながら、イーチィは部屋の横の扉を指差した。
「わたしはそのMSで戦います。格納庫に行ってください」
Posted by ガノタ at 10:09│Comments(0)
│ガンダム トゥルーオデッセイ ネタばれプレイ日記
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