2005年09月23日
(86)大破壊が始まる
「わたしとしたことが・・・」
流血を抑えながら、マフディは呻いた。
大破したデスサイズは、すぐにも爆発寸前だ。
「まさかこれほど戦えるとは思ってもみなかったよ・・・ですが・・・手遅れです。わたしを倒しても無駄ですよ・・・」
「手遅れだって?! いったい・・・どういうことだ!」
「タッカーは、準備を終えています」
朦朧とした意識を必死に繋ぎとめながら、マフディは最後の言葉を絞りだそうとしていた。
自分を倒した目の前の敵に、決して勝利を与えないために、最後に絶望を与えるために、言葉を残してやるのだ。
「すぐに・・・大破壊がはじまりますよ」
「大破壊が始まるだって! 教えるんだ、タッカーはどこにいるんだ!」
「自分で・・・探すんですね・・・。ハァーハッハッハっ!」
動揺したトラッシュ達の顔を最後に見ることができ、満足げな顔を浮かべたマフディは、デスサイズの爆発する炎の中で絶命した。
揺れる炎を見つめながら、フリッツは慌てる。
「どうすればいいんだ・・・大破壊が始まっちゃうよ」
「諦めるな! まだ始まったわけじゃない!」
「トラッシュさん! 急ぎましょう!」
イーチィの感性が研ぎ澄まされていく。
そしてこの空域の、悪しき思念の場所を感じ取った。
「・・・上からタッカーの気配を感じます!」
「みんな! いくぞ! 大破壊をくいとめるんだ!」
トラッシュは気合を入れた。
「タッカーは、準備を終えています」
朦朧とした意識を必死に繋ぎとめながら、マフディは最後の言葉を絞りだそうとしていた。
自分を倒した目の前の敵に、決して勝利を与えないために、最後に絶望を与えるために、言葉を残してやるのだ。
「すぐに・・・大破壊がはじまりますよ」
「大破壊が始まるだって! 教えるんだ、タッカーはどこにいるんだ!」
「自分で・・・探すんですね・・・。ハァーハッハッハっ!」
動揺したトラッシュ達の顔を最後に見ることができ、満足げな顔を浮かべたマフディは、デスサイズの爆発する炎の中で絶命した。
揺れる炎を見つめながら、フリッツは慌てる。
「どうすればいいんだ・・・大破壊が始まっちゃうよ」
「諦めるな! まだ始まったわけじゃない!」
「トラッシュさん! 急ぎましょう!」
イーチィの感性が研ぎ澄まされていく。
そしてこの空域の、悪しき思念の場所を感じ取った。
「・・・上からタッカーの気配を感じます!」
「みんな! いくぞ! 大破壊をくいとめるんだ!」
トラッシュは気合を入れた。
Posted by ガノタ at 10:12│Comments(0)
│ガンダム トゥルーオデッセイ ネタばれプレイ日記
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