2005年07月23日
(32)ウラジ・ザースの演説
ドラゴンガンダムに乗る少年の他人を馬鹿にしたようなセリフは、負けん気の強いトレミー、バスリーといったメンバーの闘志に逆に火をつけた。
トラッシュ達は、少年が去り際に放ったデスアーミーの軍勢を相手にしながら、奥へ奥へと進む。
難なく百式の情報を手に入れることに成功したトラッシュはディギンズロックに戻るが、町は大騒ぎになっていた。
百式の情報を手渡そうとするトラッシュを、百式などどうでもいいかのような素振りでリーファが払いのける。
「モニターを見て、速く!」
大型スクリーンを見上げたトラッシュは驚愕する。
そこにはウラジ・ザースの姿があった。
ウラジは大きく手を広げ、雄々しくも荘厳ある態度で口上を述べる。
ウラジの流暢な演説は、世界中に流れた。
「大破壊」はザース家の失態で起きたといわれているが、それは間違いであるということ。
「大破壊」は欲にまみれた人類が、Gシステムを乱用し、環境破壊をもたらしたせいで引き起こされたこと。
だから、リバジ・ザースの嫡子にして意志を継ぐものであるウラジ・ザースは宣言する。
ネオ・ザースを名乗りて、愚かな人類に、正義と秩序を取り戻すために宣戦布告をすることを。
ついにウラジ・ザースは全世界を敵に回し戦争をはじめた。
「なんでこんなことに・・・」
愕然とするトラッシュだが、さらに悲しげな顔でトレミーが顔を伏せたことに気づくことができなかった。
・・・ザース家の再興という名目は、おそらくは建前だろう。
ウラジ・ザースの真の目的は、人類への復讐だ。
トラッシュは、ウラジ・ザースの暴走を止めるため、ウラジが取り込んだアイゼングラード軍の本部を目指すことにする。
Posted by ガノタ at 15:21│Comments(0)
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