2005年07月24日
(33)戦いは悲しみ深く
全世界に向けて放送されたウラジ・ザースの人類に対しての宣戦布告は、新たな戦いのはじまりを告げていた。
ディギンズロックの技術者アストナは、地下にあるGシステムを使ってMS百式を完成させる。
Zガンダムを製造するために必要なMSが3機揃ったわけだが、アストナの顔は優れない。
どうやら、Zガンダムの製造にはもう少し時間がかかりそうだ。
しかしトラッシュやトレミー達には時間が無かった。
一刻も早くウラジ・ザースの暴走を止めなくてはならない。
アイゼングラードに今すぐにでも向かいたいトラッシュ達に朗報が入った。
メキシコで墜落していたガウの修理が終わり、すでにこちらへ向かっているというのだ。
朝日の中を、美しく煌きながら飛来する鋼鉄の翼。
トラッシュはガウに乗り込み、アイゼングラードへと向かう。
ガウで空から攻め込もうとするトラッシュ達だが、アイゼングラード全体を光の壁・・・バリアが覆っていた。ガウで突っ込もうとするも、分析ではバリアのエネルギーのほうが勝り、ガウは空中分解してしまうという。
バリアーの絶対防壁の前にどうすることもできないガウ攻撃空母。
「マリーさんならバリアーを解除する方法を知っているのかもしれない」
イーチィが突然、口を開いた。
ガベンジャーも言っていたが、マリーはあらゆる分野のスペシャリストらしい。
何かしらの対策ができるのではないか。ガウは一路、マリーの家を目指す。
懐かしいマリーの家。マリーはウラジの演説を見ていて、そして自ら世界情勢の情報を集めていた。当然アイゼングラードに出現したバリアについても分析済みだった。
マリーの状況判断は的確だった。
「バリアを形成するには莫大なエネルギーがいるから、その供給先である4つの砦を壊せば消えるはず」
解決方法が分かり喜ぶ一行に、マリーの顔は曇っていた。
「・・・あなたたちはこれから自分の仲間と戦わなければいけない」
状況が飲み込めないトラッシュに、マリーは辛そうに言った。
砦を守っているのは、おそらくアイゼングラード軍。砦の防衛を任せるのは軍内部でも信頼のおける人物で、下っ端には任せることはしないだろう。将校クラス、ソウセイといった手練れが防衛にあたるのではないか。
「僕は、ソウセイ中将と戦うのか・・・」
あの、よくしてくれたソウセイ中将達と戦わなければいけないのだ。
アイゼングラード防衛戦・ダークモビル本拠地侵攻作戦で共に肩を並べ、戦い抜いた仲間。ナイアールの裏切りの可能性を予測し、トラッシュを守るためにわざわざ戦力を割いて護衛をつけてくれたソウメイ。その恩義ある人物に刃を向けることになるのだ。
トラッシュは迷い、悲しむ暇も無く、アイゼングラードの周囲の4つの砦を目指す。
バリアーの絶対防壁の前にどうすることもできないガウ攻撃空母。
「マリーさんならバリアーを解除する方法を知っているのかもしれない」
イーチィが突然、口を開いた。
ガベンジャーも言っていたが、マリーはあらゆる分野のスペシャリストらしい。
何かしらの対策ができるのではないか。ガウは一路、マリーの家を目指す。
懐かしいマリーの家。マリーはウラジの演説を見ていて、そして自ら世界情勢の情報を集めていた。当然アイゼングラードに出現したバリアについても分析済みだった。
マリーの状況判断は的確だった。
「バリアを形成するには莫大なエネルギーがいるから、その供給先である4つの砦を壊せば消えるはず」
解決方法が分かり喜ぶ一行に、マリーの顔は曇っていた。
「・・・あなたたちはこれから自分の仲間と戦わなければいけない」
状況が飲み込めないトラッシュに、マリーは辛そうに言った。
砦を守っているのは、おそらくアイゼングラード軍。砦の防衛を任せるのは軍内部でも信頼のおける人物で、下っ端には任せることはしないだろう。将校クラス、ソウセイといった手練れが防衛にあたるのではないか。
「僕は、ソウセイ中将と戦うのか・・・」
あの、よくしてくれたソウセイ中将達と戦わなければいけないのだ。
アイゼングラード防衛戦・ダークモビル本拠地侵攻作戦で共に肩を並べ、戦い抜いた仲間。ナイアールの裏切りの可能性を予測し、トラッシュを守るためにわざわざ戦力を割いて護衛をつけてくれたソウメイ。その恩義ある人物に刃を向けることになるのだ。
トラッシュは迷い、悲しむ暇も無く、アイゼングラードの周囲の4つの砦を目指す。
Posted by ガノタ at 12:07│Comments(0)
│ガンダム トゥルーオデッセイ ネタばれプレイ日記
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