2005年09月21日
(84)合流
「やった! 敵が全滅したぞ! あれ・・・ナイアール? ナイアールはどこへいったんだ?」
最後の敵を倒した後、周りを見回すと、ナイアールの姿は忽然と消えていた。
まるで幻だったかのように。
「トラッシュさん! 無事だったんですね!」
隔たれていた扉を破壊して、イーチィ達が突入してきた。
そして戦場となった部屋に広がるMSの破片と瓦礫を見て驚いた顔をした。
「なんとかね・・・」
「みんな心配してたんですよ」
「そうよ! 心配してたんだからね! ちょっとは考えて行動しなさい!」
様子のおかしいトラッシュに怪訝な顔をするイーチィとは別に、トレミーは子供を叱り付けるような口調で怒った。
「ごめんごめん。こんなことになるなんて・・・」
「だがさすがはトラッシュ殿だ。よくひとりで切り抜けたな」
感心しているハクホウ。彼女にとって武の道は最強を求めるものであり、倒れているMSを興味深そうに数を数えている。
「いや、ひとりだったら、たぶんやられてたよ・・・」
「?!」
「それってどういう意味?」
不思議そうな顔をするトレミーの表情を伺いながら、トラッシュは口を開いた。
「実は・・・ナイアールが助けてくれたんだ」
「ナイアールって・・・ウラジ゙兄さんのこと?」
トレミーは驚いたような、それでいて安心したような、複雑な表情を浮かべた。
「やっぱり生きていたんだ・・・でもどうして・・・あんたのことを助けたのかな・・・」
「わからない・・・罪を償うためだっていってた・・・」
「罪をつぐなう・・・?」
「もしかしたらわたしたちと同じように、タッカーを止めるつもりかもしれません」
イーチィの希望的観測に、たまらずフリッツは口をはさむ。
「でも、オレはあいつを許さない! アニキだってそう思うだろ!」
「みんな心配してたんですよ」
「そうよ! 心配してたんだからね! ちょっとは考えて行動しなさい!」
様子のおかしいトラッシュに怪訝な顔をするイーチィとは別に、トレミーは子供を叱り付けるような口調で怒った。
「ごめんごめん。こんなことになるなんて・・・」
「だがさすがはトラッシュ殿だ。よくひとりで切り抜けたな」
感心しているハクホウ。彼女にとって武の道は最強を求めるものであり、倒れているMSを興味深そうに数を数えている。
「いや、ひとりだったら、たぶんやられてたよ・・・」
「?!」
「それってどういう意味?」
不思議そうな顔をするトレミーの表情を伺いながら、トラッシュは口を開いた。
「実は・・・ナイアールが助けてくれたんだ」
「ナイアールって・・・ウラジ゙兄さんのこと?」
トレミーは驚いたような、それでいて安心したような、複雑な表情を浮かべた。
「やっぱり生きていたんだ・・・でもどうして・・・あんたのことを助けたのかな・・・」
「わからない・・・罪を償うためだっていってた・・・」
「罪をつぐなう・・・?」
「もしかしたらわたしたちと同じように、タッカーを止めるつもりかもしれません」
イーチィの希望的観測に、たまらずフリッツは口をはさむ。
「でも、オレはあいつを許さない! アニキだってそう思うだろ!」
Posted by ガノタ at 10:22│Comments(0)
│ガンダム トゥルーオデッセイ ネタばれプレイ日記
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